• 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第16話】BYスタッフE

    6番線で目的地に到着。今回の仕入れ旅行で重要なアポイントの一つだ。向かったのは相方の知人宅なのだが、僕自身、フランスの目上の方とあまり接することが無く、緊張していた。僕は、待ち合わせ時間よりも早く目的地に到着したいほうなので、今回もやはり1時間以上前に到着。相方とカフェに入る。12区は、住宅街という印象で、観光客は殆どいない。9月末のパリの気温は思っていたより肌寒く、相方は薄手のコートを、僕は薄いダウンを羽織っていた。カフェのテラス席で道行く人を見ていると、僕たちのようにコートを羽織って、ブーツを履いている人もいれば、半袖に素足でサンダル姿の人もいて、だれが標準なのか、全くわからない状態だ。僕には分からないが、相方は、フランスに来たって感じがする、、と言っていた。テラス席でダウンを羽織ったまま、氷の入ったコーラを一気飲みする僕を見て、相方は、この人もある意味カオスだと思ったらしい、、。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第15話】BYスタッフE

    前回の、パリの地下鉄での話からの続きで、今日は6番線に乗り、12区を目指す。6番線はパリの地下鉄の中でも珍しく、地上を走る線だ。パリ左岸の住宅街が見渡せる。そして乗車駅から数駅すると、なんと、エッフェル塔も見えるではないか!(後で調べたところ、メトロ6番線のPassy駅〜Bir-Hakim駅を走行中に見られるようだ)車窓からの初エッフェルも乙ではないか、、得した気持ちになれた。そしてこの線は観光客が少なく、学生が多い印象だ。フランスの学生は、特に女性は着飾っているわけではないが、何だかとても大人びている。

    相方いわく、パリの地下鉄は路線によっては気をつけて乗車しないといけない路線もあるようだが、6番線は比較的安全ではないかと感じた。電車の中にポールが立っており、360度、どこからでもポールをつかめる様になっている。何とも合理的な仕様だ。相方が以前、YouTubeでZAZというフランス人アーティストのPVを観ていて、そのアーティストが地下鉄の中でこのポールを使って、ポールダンスみたいに踊りだしたのを思い出した。僕なら、このポールで筋トレが出来ないものかと考えていただろう、、。

    パリの地下鉄事情を、まだ何も知らない僕は、半分観光気分で外の景色を楽しみながら乗車していた。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第14話】BYスタッフE

    前回のブログで書いた様に、フランスの地下鉄で無賃乗車の光景を目の当たりにし、少々凹んでしまったが、そう凹んでもいられない、、今日は大切な材料を見に行くアポイントがある日だ!!でも、地下鉄でのカルチャーギャップはまだあった、、。とにかくフランスの電車は、手動で行うことが多い。下車したい駅に着いても、扉は勝手に開いてはくれない。自分でレバーを持ち上げて扉を開けなくてはならない。そして閉まるときは容赦なく自動で閉まる。しかも、下車したい駅が工事中で、この駅には止まりません、、というアナウンスが、まさにその駅を通過中に流れる。一駅前で言っといてくれなあかんやろー!!と、思わず突っ込んでしまった。そして、時刻表なるものは無い。大体3−4分間隔で電車は来る。そして、この間隔は長くなったり、短かったり、その時々で変わる。それに加えて、ストライキなどで、いきなり今からもう運転しません、、となる。

    フランス人が、約束の時間より30分くらい遅れてくるのは当たり前という常識が、ここで生活してみてそうならざるを得ないことが分かった。時間通りに行動するのは至難の技だ。日本のビジネスシーンなら(ビジネスシーンに限らずとも)、時間に遅れる=社会人失格である。しかし、これは地下鉄一つを取ってもそうだが、日本のように、全てが時間通りに回っている社会だからこそ実現できることだ。フランス人が強い訳がわかってきた、、。フランス人のケセラセラの精神は、きっと、なるようになるさ、、という、ここで生きている人たちの、諦めにも似た、強く生きたるわい!という意志の表れような気がした。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第13話】BYスタッフE

    本日の目的地はパリの東の方。目的地までは地下鉄に乗る。青から赤に突然変わる信号を渡り、人生初のフランスの地下鉄へ。観光地を通る線では、スリに気をつけるようにとのアナウンスが流れている。やはりそれだけスリ被害が多いということだ。気を引き締めて行こうと思っていた矢先、いきなり無賃乗車に遭遇する。フランスの地下鉄は、各駅ごとに駅員さんがいるわけではない。切符は自販機で購入(クレジットカードも使える)し、日本のように切符を改札に通して電車に乗車するが、僕が目撃した無賃乗車の男性は、切符を買わずに改札口を飛び越えて平然と入っていった。相方を含め、周りにいたフランス人もその光景に動じることはない、、。相方いわく、いつものことだそうだ。実際に、滞在中に何度も目撃する。そして、地下鉄での警察の検閲も何度も遭遇する。フランスの地下鉄は、改札に入るときだけ切符を機械に通し、出るときは切符を通さずに出られるが、こうした不正を防ぐため、警察の検閲があることがあるので、切符は改札を出るまで捨てずに持っておいたほうがよい。しかし、フランスの地下鉄は、僕には無法地帯のように感じた、、。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第12話】BYスタッフE

    フランスに到着した日はスーパーでの軽い夕食を済ませ、翌日からの行動に備えて、というよりも眠気がピークに達し(それもそのはず、日本ではもう朝になる時間だ)、倒れるように就寝した。翌朝、近くのパン屋さんに行ってみた。明るく、ハンサムな男性店主、マイペースな女性店員、常にこの2人が店先にいる。店内には座って食べる小さなスペースもあり、一人でも入れそうな雰囲気。店内に入ると椅子には映画に出てきそうなオールバックの渋い男性客がいたが、店員も客も、さほど僕たち外国人に気をとめることもなく、フランス人と同じ対応だ。男性店主が相方の注文を聞き、早口で色々聞き返している。温めるか、持って帰るか、、などといった内容だと想像する。男性客のほうは既に頼んだものが温まるのを席で待っていて、僕達には目もくれない。女性店員に至っては、男性店主よりも、もっと早口なフランス語で相方に話す。さすがに相方も何度か聞き返していた。パリジャン/パリジェンヌ達はきっと外国人旅行者に慣れている。決して特別扱いはしない。それにしても、ここのパン屋のサンドイッチにボローニャ風ラザニアがめちゃくちゃ美味しかった。僕はラザニアが大好きで、昔、高校生の時、数週間だけニュージーランドに滞在したことがあるが、その時のホームステイ先のお母さんの得意料理がラザニアで、とても美味しかった。その時に匹敵するくらい、いや、あの時よりもっと本格的なラザニアだった。この後の滞在期間中に、何度も食べたくらい美味しかった。フランスのパン屋さんの総菜やサンドイッチはボリュームがあって、男の僕にも大満足な量だ。また食べ物の話で一話終わってしまうが、次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第11話】BYスタッフE

    今回も引き続きフランスのスーパーでのお話を。まずワインが安い。日本の3分の1程度の価格だ。ワイン好きにはきっとたまらない。勿論日本に持って帰るまでの輸送代や、その他の経費を考えると、現地で購入する方が高くなるのだが、、。フランスから日本に運んできて、2〜3倍程度の値段で販売できるのは、企業努力だと思う。輸入コストを考えると、原価の5倍位が妥当だろうか、、と、ついつい仕事脳になってしまう。ワインに合う生ハムやパテなども、スーパーで売られているもののクオリティーに対しての値段が破格だと感じた。僕は、食通とは縁遠く、白ご飯大好き男で、普段はワインよりもビールや焼酎を好む。でもフランスに来て初めて、ワインや肉のパテ、生ハムなどの美味しさにどハマりした。そして毎晩ワインを呑み、肉肉しいつまみを食べていたにも関わらず、帰国後に体重が減っていたのには驚いた。そうか!フランスで食べていた食べ方は、ケトジェニックという、糖質を摂らない食べ方に自然になっていたことに気が付いた。気に入って毎日食べていたスーパーのサラダバイキングのささみサラダや、肉のパテなど、糖質を極力摂らず、たんぱく質や脂質を多めに摂る、筋トレをしている人(体を作りたい人)に適した食べ方だ。僕はこの食事がとても気に入った。フランスのスーパーの食材は、僕にってはどれもハイクオリティーに感じた。次回に続く、、。

  • information <お知らせ>

    アトリエ・ブティック営業再開のお知らせ

    コロナウィルス感染拡大防止のため、長らく神戸北野のアトリエ・ブティックの営業を見合わせておりましたが、今月から、営業日、時間を変更して営業を再開させて頂くことに致しました。

    当面の間(7月中)は金、土の週2日、11:30〜16:30を営業日、営業時間とさせて頂きます。つきましては、今週は7/3(金)、7/4(土)の2日間、11:30〜16:30を営業日、営業時間とさせて頂きます。

    まだまだコロナウィルス収束の兆しが見えない状況で、私自身、高齢や持病のある家族がおり、このような短縮営業になりご不便をおかけ致します。また、今後ウィルスが再拡大してまいりました場合は、お客様と自身の安全のため、営業を再自粛させて頂くこともございます。ご来店の際は、必ず本ブログ、又はインスタグラムにて、営業状況をご確認ください。また、ご来店の際は、マスクのご着用をお願い致します。

    引き続き、皆様もお気をつけてお過ごし下さい。