• 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第8話】BYスタッフE

    バス停から宿泊先に向かう途中、宿泊先近くの小さな路地に入った時、雰囲気が変わった。レトロな情緒ある建物が道を挟んで左右に建ち並び、さっきまでの観光地的な風景とは違い、日常的な風景に変わった。仕事帰りのパリジャン達が足早に歩いている。その光景すら僕には素敵に見えた。次の瞬間、衝撃が走る、、えっ?えーー??僕の足元に目をやると、犬のう○○だらけじゃないか!これだけは言わせてもらう。これはフランス人の方ともこの後話したことだけど、とにかくフランスは道が汚い。結構どこでも犬のう○○が落ちている。何故なのか??相方も以前に同じ疑問を持ったらしく、フランス人の知人にこの疑問を投げかけたそうだ。道を綺麗にすると、清掃員の仕事を取り上げてしまうことになる、、との答え(その方の私的な意見だと思うが、、)が返ってきたそうだ。上を見れば歴史のある建物が立ち並ぶ情緒ある風景、下を見れば、、フランスって奥が深いな、、。僕も日本に帰る頃には、今よりも柔軟な思考で、もっと強くなって帰れることだろうと思う。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第7話】BYスタッフE

    ついにやってきたパリ。花の都パリ!!バスを降り宿泊先へ向かう。今回は、相方が昔暮らした、土地勘のあるエリア(凱旋門の西側)に宿泊先を取っていた。初めてパリのごつごつした石畳を、スーツケースを引いて歩く。横断歩道を渡る瞬間、何かがおかしい、、違和感があることに気づく。いったいなんだ、、そう、日本の歩行者信号は、青→点滅→赤という風に、歩行者に間もなく信号が変わるという合図をくれる。しかし、フランスは違う。青→赤!いきなり変わる。この信号を体験して、ああ、日本って、凄く配慮が行き渡った繊細な国なんだな、、と感慨にひたりながら、相方に目をやると、フランスに慣れている相方は、信号のことなどお構いなしに力強く、他のフランス人に混じって早歩きで(僕にはフランス人は皆歩くペースが早く感じた)目的地に力強く前進していた。僕のことなどお構いなく、、。その後ろを小走りで追いかける僕。薄々感ずいてはいたが、この人は強い!この時それを確信した。3分ほど早歩きすると、凱旋門の前に到着。初めて近くで見る凱旋門。この時僕は色んな意味で疲れきっていて一刻も早く宿泊先にたどり着きたいと思っていた。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第6話】BYスタッフE

    今日は、無事フランスに到着したところからのお話を。シャルルドゴール空港は当然だが、関空とは全く雰囲気が違う。海外に行き慣れてないと、この雰囲気に少し不安になる。厳重に装備した警察が警備にあたっている。入国手続きは、日本よりも厳重な感じだ。そして、とにかく混雑している。長蛇の列だ。預けた荷物を受け取り、ようやく入国ゲートを出て、空港からバスでパリ市内に向かう。どちらかと言えば、日本より乾燥している感じだ。不思議なもので、日本とは空気の匂いも違う。そして日本より気温も低いため、身が引き締まる思いがした。バス停を目指していると、屈強な感じの男性2人がバス停の横に立っていた。どうやら、荷物をバスに入れる係りの人たちのようだ。ここでも日本とは違い、タバコをふかしながら僕たちに対応している。日本なら御法度だが、フランスではこれが当たり前の光景だ。相方がフランス語を話せるので会話には苦労しないが、それでも心細い。迷子にならないように相方にぴったりとくっついて行く。バスに乗り込みパリへ向かう。出発を待っていると、沢山の乗客が乗り込んできた。フランス人は皆、ボンジュール!と運転手に挨拶する。運転手もボンジュール、ムッシュー/マダム!と挨拶する。この光景すら、僕には新鮮に見えた。さて、ようやくバスが出発。10分程経過しただろうか、どこからか携帯音が鳴った。僕達が座っている前方よりその音は聞こえてくる。僕達の前に座っているのは、、運転手だけやないかーい!しかも、、電話でるんかーい!笑いながら(運転しながら)長時間話をしている、、。まさにカルチャーショックだ!そして電話が終ったかと思うと、ラジオの音量を上げた、、歌うんかーい!!!フランスに降り立って約30分程で、フランスという国を少し知る。またいずれ書こうと思うが、フランス人は結構自由に、どこででもタバコをふかす。そういった意味では、僕のような愛煙家には良い国かもしれないが、何事も個人を重んじる国だということを思い知らされた。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第5話】BYスタッフE

    今回は飛行機でのお話を。正直に言うと飛行機に乗るのは怖い。あんなに重たい機体が、上空を飛ぶわけで、いくら人類の文明が発達したとはいえ、、やっぱり怖いものは怖い!そんな僕が飛行機に12時間も乗るのだから、離陸前から極度に緊張していたのは、容易に想像できると思う。実際にめちゃくちゃ緊張した。しかも間の悪いことに、離陸時間が1時間近く遅れたのだ。座席に座って間もなく、○△◎●×○(←フランス語)と機内アナウンスが流れてきた。どうやら機体の再点検をしているらしい。その時僕は、無理に今日に出発することはない、今すぐ飛行機を降りたい、、と心から思った。がしかし、それは非現実的な行動だと思い直し、気持ちを取り直した。いよいよ機体の点検が終わり、飛行機が離陸するために、ゆっくりゆっくりと動き出した。そして、いよいよ加速するという瞬間に、僕の横に座っていた外国の男性が、急に十字をきり出したのだ。それも何度も何度も、、。僕も思わず手を合わせて無事の離陸を必死に祈った。二人の祈りが通じ、無事離陸し高度はどんどん上がっていった。機体が安定すると機内の揺れは少なくなり少し安心した。エールフランスの機内は、エコノミーでも中央が3人掛けになっていて比較的ゆったりと座れた。昔、幼い頃に両親とともに乗った海外線の機内は、もっと窮屈だった記憶がある。途中気流の悪いところを通過している時は少し揺れたが、極度の乗り物酔い体質の僕でも、映画を見たりゲームをしながら12時間を快適に過ごすことができた。フランスに着陸の際は、また隣の男性と共に無事の着陸を祈り、、とにかくフランスに着いた。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第4話】BYスタッフE

    出発当日の朝、ホテルの部屋に忘れ物がないか確認し、酔い止めを服用、万全の状態でチェックアウトした。海外用のWiFiを予約していたので受け取りに行き、エールフランスのチェックインカウンターへ。まず預ける荷物にシールを貼る。次に荷物の重さを量る為に丁寧にスーツケースを縦に乗せるが、すかさず、横に寝かせてくださいと言われる。僕のスーツケースには、帰りの荷物用に十分な余裕があったので重量オーバーの心配はなく通過。身軽になって次にしたことは、円をユーロに換金すること。これは相方が事前に調べていた、レートが良い銀行のカウンターに行き、換金を済ませた。相方曰くは、この時に換金しておくのは金額は10万円程度、フランスに着いて直ぐに必要な金額(タクシーや電車代、食事代、初日の宿泊代など)で良いそうだ。そして出来る限り小さいお金(10ユーロや20ユーロ紙幣)にしておくと良いそうだ。50ユーロ、100ユーロ紙幣なんかをバスやの運転手に出そうものなら、「オララ~、もっと小さいお金はないのか?」と嫌がられてしまうそうだ。相方抜きではこの旅は難航しそうだ、、。さて、いよいよ入国ゲートへ。ペットボトルの飲み物は没収される。これはテロ対策で始まったそうなのだが、僕より前にいた男性が、ペットボトルのお茶を一気飲みしだしたのはそのためだったのか、、。入国ゲートで所持品やボディーチェックを通過し、ようやく搭乗ゲートを目指すことに。色々なブランド品店や土産物店を通過し、搭乗ゲートまではモノレールのような乗り物に乗って向かう。こんな調子なので、ある程度時間に余裕を持って入国ゲートに入ることをお勧めする。次回はいよいよ飛行機に搭乗、、。次回へ続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第3話】BYスタッフE

    今回は関空でのお話を。関空に行ったのは人生で2-3回程度の僕は、空港の雰囲気に既に海外に行った気分になった。沢山のお土産物屋や飲食店などがあり、1つのアミューズメント施設のようだ。関空からフランスへの便に乗るには早朝に家を出ないといけない。僕は何事も時間に余裕を持って行動したいほうなので、フランスに出発する前日は関空に隣接されたホテルで1泊することにしていた。そのほうが時間や心にもゆとりが出来るし、忘れ物に気づいても買い足すこと出来るからお勧めだ。ホテルの室内に入ると、目の前には滑走路が見え、夜になるとライトアップされて綺麗な夜景が楽しめ、少しセレブになったような気分に浸れる。夜はホテル内のバイキングで食事をした。沢山の豪華な料理が並んでおり、ローストビーフや子羊の煮込みのクスクス添えをチョイスしてワインと愉しんでいる相方をよそに、僕がチョイスしたのは【カレー】【お寿司】【(このタイミングでの)アイスクリーム】【(相方に頼むから一皿は食べてくれと頼まれたローストビーフ】【(二度目の)カレー】【味噌汁と漬物】【ガトーショコラ×5個】【(二度目の)アイスクリーム】、こんな食べ方をする僕に相方はあきれ気味。男は腹が膨れたらそれで満足なのだ。そして人気も少なくなった夜の関空を少し散歩して、明日のフライトのために眠りにつく、、はずが緊張であまり眠れず朝を迎えることになる。次回に続く、、。