神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第5話】BYスタッフE

今回は飛行機でのお話を。正直に言うと飛行機に乗るのは怖い。あんなに重たい機体が、上空を飛ぶわけで、いくら人類の文明が発達したとはいえ、、やっぱり怖いものは怖い!そんな僕が飛行機に12時間も乗るのだから、離陸前から極度に緊張していたのは、容易に想像できると思う。実際にめちゃくちゃ緊張した。しかも間の悪いことに、離陸時間が1時間近く遅れたのだ。座席に座って間もなく、○△◎●×○(←フランス語)と機内アナウンスが流れてきた。どうやら機体の再点検をしているらしい。その時僕は、無理に今日に出発することはない、今すぐ飛行機を降りたい、、と心から思った。がしかし、それは非現実的な行動だと思い直し、気持ちを取り直した。いよいよ機体の点検が終わり、飛行機が離陸するために、ゆっくりゆっくりと動き出した。そして、いよいよ加速するという瞬間に、僕の横に座っていた外国の男性が、急に十字をきり出したのだ。それも何度も何度も、、。僕も思わず手を合わせて無事の離陸を必死に祈った。二人の祈りが通じ、無事離陸し高度はどんどん上がっていった。機体が安定すると機内の揺れは少なくなり少し安心した。エールフランスの機内は、エコノミーでも中央が3人掛けになっていて比較的ゆったりと座れた。昔、幼い頃に両親とともに乗った海外線の機内は、もっと窮屈だった記憶がある。途中気流の悪いところを通過している時は少し揺れたが、極度の乗り物酔い体質の僕でも、映画を見たりゲームをしながら12時間を快適に過ごすことができた。フランスに着陸の際は、また隣の男性と共に無事の着陸を祈り、、とにかくフランスに着いた。次回に続く、、。

フランスヴィンテージ素材とフランス刺繍の技法を使ったアクセサリーブランド kaori shimomura accessories (カオリシモムラ アクセサリー)。2000年〜パリのフランス刺繍アーティストのアトリエで技法を学び、2016年10月に神戸市中央区北野町にアトリエ・ブティックをオープン。個性とやさしさを持ち合わせた女性をイメージした、繊細だけど存在感のあるアクセサリーをお届けしています。

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