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    5月の店舗営業予定日のお知らせ

    5月の営業予定日のお知らせです。兵庫県下に緊急事態宣言発令中の為、北野の店舗営業を5月11日までお休みさせて頂きます。つきましては、5月の営業予定日は以下の通りです。

    5/15(土)12:00−18:00

    5/22(土)12:00−17:00

    5/29(土)12:00−17:00

    緊急事態宣言の延長に伴い、上記営業予定日を急遽休業させて頂くこともございます。お越しの際は、本ブログ、又はインスタグラムにて事前にご確認をお願い致します。皆さま気をつけてお過ごし下さい。

    引き続き、ホームページやインスタグラムに掲載商品のご注文をお受け致しております。商品の詳細やご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。

    ホームページ:https://kaorishimomura.com

    メールアドレス:info@kaorishimomura.com

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第66話】BYスタッフE

    パリ滞在の最終日の17時頃、僕たちはパリ11区「La Tonquinois à Paris」のアトリエ兼ブティックにいた。小柄で優しい雰囲気のシャンタルさんが作るアクセサリーを、相方の店で取り扱いたいと希望していたのだ。取り扱いの条件などを確認し、無事商品を取り扱えることになった。パリ滞在最終日の夕方に、アポなしでよく商談成立できたものだと、相方の押しの強さか引きの強さか、どちらにせよ良かった、、と心底思った。相方が商品を選ばせてもらっている間、僕は店内を観察した。店のそこらじゅうに製作途中の材料が置いてあった。ものを創る作業というのは、きっと片付いた状態では不可能なのだと改めて気付く。相方も、製作し始めたらものの15分ほどで作業机は資材の山になる。その山の中から素材を選び出し、デザインを形にしていく、、ダイヤモンドを掘り当てるのと同じくらい大変な作業ではないか、、。相方は、新しいデザインを生み出すときが一番楽しくもあり苦しいのだと言う。シャンタルさんの場合は、材質上その全てが一点ものだ。その労力たるや、、。

    シャンタルさんのお店を後にしたのは6時を過ぎていた。僕は、仕事帰りの人達で大混雑するであろう地下鉄にはできるだけ乗りたくなかったので11区のシャンタルさんのお店から、バスチーユ駅まで歩くことを提案した。相方は嫌そうだったが、、歩いた。40分くらい歩いただろうか、バスチーユの駅に着いた。ここからは比較的綺麗な(一番好きな)1番線で滞在先の最寄り駅まで1本だ。お腹も減っていたが、一先ずホテルに戻ることにした。次回に続く、、。

    ※このブログの内容は、2019年9月末〜10月上旬のフランス買い付け記録です。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第52話】BYスタッフE

    パリに来て、予定の滞在日数の半分が過ぎた。フランスを訪れてから入手した素材を日本へ送る為、今日は朝から郵便局に向かうことにした。郵便局の所在は事前に調べており、滞在先から徒歩で3分くらいのところにあるはずだった。ところが、この郵便局は閉鎖されていた。いきなりハプニング発生。そこに偶然Chronopost(クロノポスト:フランスのLa Postが運営するフランス国内外への宅配便サービス)の車が止まっていた。運転手のお兄さんに、最寄の郵便局の所在を相方が確認する。ここからまっすぐ行って左に曲がって、またまっすぐ行って、その次の信号を右に、、。親身になって教えてくれた。何度もお礼を言って、直ぐに出発した。途中大通りに出て、この行き方であっているのか不安になったところで、横の方からクラクション音が聞こえる。目をやると、さっきのChronopostのお兄さんが、信号待ちの車の中から、ジェスチャーで郵便局の行き方を示してくれている。次の信号を右だよ!という様に。僕たちはありがとうとお兄さんに手を合わせ、手を振った。フランスでは、街中で困っていると皆さん「どうしたのか」「大丈夫か」と助けてくれる。そして、この後も幾度となく皆さんに助けられるのだが、取り敢えず最寄の郵便局は滞在先から15分くらいの所にあった。この距離が後で大きな誤算となる、、。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第51話】BYスタッフE

    海外に来て実感したが、なかなか計画通りに事を運ぶことが難しい。1日があっという間に過ぎる。今日は朝からクリニャンクールへ行き、午後は地下鉄オペラ駅で下車し、オペラ座を背に歩きながら、後ろを振り返りながらの観光で済ませ、クロネコヤマトのオフィスに向かった。オフィスを出た頃にはもう5時近くだった。空腹を感じたが、僕はこういう時にどこかのカフェで休息を取るタイプではない。普段仕事でも、外に出て休憩を取ることがなく、あったとしてもコンビニ前で5分以内だ。それに、パリのメトロは夕方5時を過ぎると満員電車と化す。相方は不服そうだったが、真っ直ぐに滞在先に戻ることを提案して、地下鉄に乗り込む。

    凱旋門近くの滞在先までは1番線一本だった。パリに来てまだ4日目だが、最寄駅を降りると自分のホームグランドの様な安堵感がある。滞在先に着いて、体を休ませて、相方に明日の行動を確認する。この時はまだ、明日から数日、郵便局を往復する日々になるとは想像もしていなかった。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第50話】BYスタッフE

    クリニャンクールの問屋さんでの買い付け時間は、午前中で終了しないといけなかった。しかしこんなに膨大な材料を全て見るには1日あっても足りない。午後からどうしても行かないといけないアポイントメントがあったので、相方にはとても酷だったが、選択と集中をしてもらうことにした。凄い集中力で材料の箱を眺めて、この箱とこの箱というように選んでいく。相方の資材に対するアンテナは高く、自分の好みのビーズをどんどん選んでいく。僕は時計とにらめっこして、後30分だよと声を掛ける。そして午後になり、タイムリミットとなった。お会計の準備をしてもらう間、相方はまだ他の材料を見ている、、。今回は、この予定でしか動けなかったのだから、次回はここをメインで日程を組んで来ようねと相方をなだめる。

    次に僕たちが向かったのは、オペラ界隈にあるクロネコヤマトパリ支店だ。今回は、既に100キロ近い資材を日本に運ばなくてはいけなかった。僕にはそれが気がかりでならなかったので、どの送付方法がベストなのか、送料のみならず、税金面や安全性の問題を解決しておきたかったのだ。そこで送付方法として候補に上がったのが、クロネコヤマトだった。パリオフィスには日本人のスタッフの方がいて、色々と相談に乗ってもらえる。僕たちは事前に状況を話していたので、担当者の方とスムーズに相談ができた。そして、色々検討した結果(ヤマトの方にもアドバイス頂いた結果)、フランスの郵便局を利用することに決めた。日本に資材を送るにあたっては、関税の問題もあるので、フランスから日本の税関に電話をして、郵送時の注意や、帰国後の関税手続きのことを確認した。僕は、こういった電話をする際、必ずお答え頂いた方のお名前を伺っておく。後で、これは違うと言われた時に、〇〇さんからご指示頂いた通りにしたと言えるからだ。

    さて、送る方法もきまり、早速郵便局へ。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第34話】BYスタッフE

    夕食に招待して頂いた、パリの東側の郊外に住む相方の友人宅へ到着し、家の前の素晴らしい景色にしばし見とれた。そして、いざ家の中へ。綺麗に手入れされた、要所要所に素敵なオブジェが飾られた、素敵な庭を通って室内へ。パリでは一軒家が殆どなく、道路からすぐにアパルトマンの重い門を押し開けて建物に入るが、ここは庭も素晴らしく、本当に素敵なお家だった。僕は、日本の武家屋敷の様な家に憧れているが、こんな素敵な洋風の家もいいなぁと思った。

    中に入ると、既に数人のご友人が来られていて、僕たちを笑顔で迎えてくれた。しばし玄関で挨拶と自己紹介タイムが始まり、僕は言葉が分からないので、終始笑顔でいる事に努めた。相方が、僕や自分の紹介を終えると、皆さんニコニコと僕に握手を求めてきた。フランスでは、ハグやビズ(頬にキスをする)の習慣があると聞いていたが、そんな習慣に全く慣れていない僕は正直不安だったが、初対面ではいきなりハグやビズではなく、特に初対面の男性同士は、握手をする様だ。

    一通り挨拶も終え、家の中でしばしくつろぐように言われた。こちらのお宅は本当に家具や調度品もお洒落で、インテリア雑誌に出てきそうなお家だった。他にもご招待されているご友人がおられる様で、皆揃うまでの時間をそれぞれ過ごした。ご招待頂いたご夫婦は、ご主人がドイツ人、奥さんがフランス人だった。このご夫婦は、相方が長年仕事を通して付き合いがあったドイツ人の刺繍アーティストのご友人だ。そんな訳で、この夜は、フランス、ドイツ、日本の3国間パーティーになった。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第32話】BYスタッフE

    RERのA線に乗り、パリの東の郊外の街(La Varenne)へ降り立った。夕方6時に駅まで迎えに来てくれるということだったが、一時間以上早く到着してしまったので、付近を散策してみた。駅に直結の大きな総合ショッピングセンターや少し歩くとカフェやレストラン、チョコレート屋さんがあるが、パリ市内よりもそうしたお店の数はぐっと少なくなる。カフェで休憩しながら道行く人を見ていると、逆にチラチラと見られてしまう。ここでは日本人は僕たち以外に見当たらない。ここの人達は落ち着いた雰囲気で、身なりも上品な人が多いと感じた。子供達が学校から帰る時間だろうか、子供連れのお母さんやお父さんが、夕食用のバゲットを脇に抱えて帰る姿が目立った。そのバゲットの数が3〜5本位と多いのに驚いた。相方曰く、土日はパン屋も休みのところが多く、週末用だろうとのこと。また、金曜日なので、家族や友人を招いてのホームパーティーで沢山いるのもかもしれない、、。日本とは違うお国事情に触れ、今夜ご招待頂いている事に期待と緊張が高まった。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第30話】BYスタッフE

    前回に続き、フランスの喫煙事情を。フランス人は、女性も含めて愛煙家が多い。そして、見知らぬ人からタバコを施がられるのには驚いた。カフェや、路上でタバコを吸っていると、見知らぬフランス人が一本くれないかと身振りで言ってくる。僕が日本人だからではなく、フランス人同士でもよくある様だ。日本ではまず考えられない。タバコを分けて欲しい理由もまた面白い。ある若者は、「僕はずっと禁煙してるんだけど、どうしても吸いたくなってしまったんだ。禁煙してるからタバコを持っていない。もし良かったら一本だけ分けてくれないか?」と。

    最初のほうのブログでも書いたが、バス停で荷物の積み下ろしの仕事中もタバコを吸いながら仕事をしていました。すなわち、喫煙に対してオープンな国柄だと思われる。今でこそ、日本では分煙や喫煙可能な場所が限定されているが、一昔前のお父さんや、大人の男の人はタバコを吸っているイメージがあった。小学校の時のお父さんの似顔絵には必ずタバコを加えているお父さんの絵が何枚もあったな、、と昔を思い出した。次回に続く、、。