神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第45話】BYスタッフE

深夜タクシーに乗車した話の続きです。早速荷物(この日も大きなスーツケース一つあった)をトランクに積み込み、滞在先のパリ市内に向けて出発した。この時のドライバーは、言葉数が少なく愛想があまり良くない。ライジオをかけながら、猛スピードで運転する。パリのちょうど東の郊外からパリの西側にある滞在先へ、恐らくパリの周りをグルッと回っている環状道路を走行しているのだろうと想像する。深夜なので、車の往来も少なかったのだが、とにかく猛スピードで走行する。僕も車を運転をするので、体感的には120キロ以上は軽く出ているたと思う。フランスでの速度の速度制限が何キロか知らないが、それでも周りの車を一瞬で追い越すあたり、かなりの速度だということは理解できる。日本では確実にNG行為だ。

しかし、猛スピードの甲斐あってか、思っていたよりも早く滞在先付近に来ていた。そして無事滞在先の建物前に到着し、請求された料金を相方が支払った。するとタクシーの運転手はお釣りを少な目に返してきたらしい。その差額は3ユーロほどだったらしいが、相方は「は?」といった顔で運転手を見た。すると運転手は、なんか文句あるのかと言わんばかりに相方の顔を見た。僕はそのやりとりを見て、相方にもういいから、、早く降りよう、、と身振りで伝え、相方は不服そうだったが、まあいいわという感じで、少ないお釣りを受けとった。この運転手は、チップを事前に差し引いて返してきたつもりだったのかもしれない。しかし相方が運転手にチップとして支払うつもりだったのは、彼が勝手に差し引いた金額よりも多かったのだ。深夜で、スピードを出し過ぎてはいたが、最短ルートで走ってくれたのは有り難かったので、昼間よりも多めにチップを払おうとしていた。この運転手は少し損をしてしまった訳だ。しかし、チップとは、心地よいサービスを提供してくれた事への心付けなのだから、最初から取るのはどうかと思うが、こういう時は、負けて勝つというのか、賢く対応するが勝ちだと思った。とにかく、深夜のタクシーにはご注意を。次回に続く、、。

フランスヴィンテージ素材とフランス刺繍の技法を使ったアクセサリーブランド kaori shimomura accessories (カオリシモムラ アクセサリー)。2000年〜パリのフランス刺繍アーティストのアトリエで技法を学び、2016年10月に神戸市中央区北野町にアトリエ・ブティックをオープン。個性とやさしさを持ち合わせた女性をイメージした、繊細だけど存在感のあるアクセサリーをお届けしています。

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