神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第65話】BYスタッフE

僕たちはゆっくりと次の目的地に向かって歩き出した。途中、相方が立ち寄りたかった「Jacques Genin」と言うチョコレート屋さんに立ち寄った。僕にはそこがどこなのか全く分からなかったが、どうやらマレ地区らしい。昔(と言ってもそんな遠い昔ではないが)相方が、この界隈の素材屋さんのオーナーに、このチョコレート屋さんがオープンした頃に連れて行ってもらった事があり、それ以来パリに行くたびに日本へのお土産に買いに来るそうだ。日本では買う事が出来ないらしく、とても個性があって美味しいチョコレート屋さんらしい。お土産用に小さい箱にチョコレートを詰めてもらった。次の立ち寄り店は「Merci」と言うセレクトショップだった。ここもチョコレート屋さんから徒歩で行ける距離にあった。大きな建物内には、洋服のコーナー、雑貨や家具、カフェまであって、一日過ごせそうだ。中には日本のメーカーのものもあった。相方とゆっくりと店内を見て回った。そしてそろそろ時間も午後3時を回った。次の目的地に向かう為、店を出た。次の目的地というのは、11区にあるアクセサリーショップだった。相方が以前からお店でアクセサリーの取り扱いを希望していたお店だ。日本にいるときに事前にメールでアポイントの予約連絡をしていたが、返信がなかった為に訪問するのを躊躇していたが、相方は諦めきれず、突貫で訪問する事にした。僕は、事前のメールに返事がないのに訪問するのは良くないと、何度も引き止めたが、一客としてお店に買い物に行くだけなら、、と、通常営業の時間をねらって行ったのだ。そのお店までは、徒歩で向かった。Merciから北上し、レピュブリック広場を横切りさらに東北方向へと歩いていく。20分くらい歩いただろうか、この界隈に日本人の姿は見られなくなった。この道であっているのか不安になり始めた頃お店に辿り着いた。時間はまだアポイント制のお客様向けの時間帯だったので、店の外で待っていた。するとオーナーらしき女性が出てきて相方に話しかけた。相方は、アポイントのメールを送ったが返信がなかったので普通に買い物をしに来た経緯を説明した。僕は内心大丈夫かとドキドキしていたが、オーナーは快く受け入れたくれた。と言うのも、僕なら間違い無く今回のような場合訪問していなかった(ビジネスマンなら取引依頼のメールを送って返信がなかったらお伺いする事は絶対にしないから)が、今回の相方の場合は諦めない事が吉だった。どうやらメールの不具合で相方の送ったメールを確認できていなかったそうだ。やれやれ、僕たちは、前のお客様の邪魔にならない様にお店の中で待たせてもらった。次回に続く、、。

※このブログの内容は、2019年9月末〜10月上旬のフランス買い付け記録です。

フランスヴィンテージ素材とフランス刺繍の技法を使ったアクセサリーブランド kaori shimomura accessories (カオリシモムラ アクセサリー)。2000年〜パリのフランス刺繍アーティストのアトリエで技法を学び、2016年10月に神戸市中央区北野町にアトリエ・ブティックをオープン。個性とやさしさを持ち合わせた女性をイメージした、繊細だけど存在感のあるアクセサリーをお届けしています。

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