神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第64話】BYスタッフE

この日はメトロ1番線に乗って最初に下車したのはパリ1区に位置するパレロワイヤルと言う駅だった。相方が大好きな”Tsé&Tsé Associées”と言うアーティストのお店があるということで、是非とも立ち寄りたかったらしい。今回のフランスが初めての僕は、初日から相方の仕入れや友人宅に伺ったりして、ある意味観光地でない場所ばかりを訪れていた。一番最終日にザ観光地に来たらしい。通りには、エッフェル塔の置物やキーホルダーなど、お土産物屋さんが立ち並ぶ。相方が行きたかったお店は、大通りを少し入ったところにあった。相方に続いて中に入ると、「こんにちは!」と、日本人の店員さんが出迎えてくれた。なるほど、日本人のファンが多いのかな、、と思い、作品を一通り眺めた。相方は一つ一つ丁寧に眺めて、店員さんにお話を伺っていた。相方は一通り作品を見終わって、お目当の花瓶を購入し満足したようだった。お店を出ようとすると、店員さんにスリに気をつけてください、と言われた。最近この界隈ではスリが多発しているというのだ。観光客の多い場所はやはりスリも多いらしい。肝に銘じよう。

もう一度地下鉄に戻り、1番線で次の目的地であるサンポール駅に向かう。ここは、相方のビジネスパートナーが以前にお店を出していた場所にも近く、ランチをしてこの界隈を散策することにした。パリ3−4区に位置するサンポール駅界隈は、さっきのパレロワイヤル界隈に比べると観光客よりも近隣住民の方が多い印象だ。そしてオシャレな個人店やカフェが立ち並ぶ。そして相方がヴォージュ広場まで案内してくれた。公園の周りに回廊があって、ギャラリーやカフェが立ち並ぶ、とても綺麗な場所だ。この角に位置するカフェレストランに入った。ウェイターが忙しそうに動いていた。相方が外の席が良いわといい、回廊に設置された席に座った。その日の日替わりランチメニューが美味しそうだったのでそれを頼んだ。僕はすっかり(赤)ワイン好きになったので赤ワインを、相方はロゼを頼んだ。しばらく待つと、なんとも美味しそうな食事が運ばれてきた。今日の日替わりランチのメインは鳥肉のカレークリーム煮、サフランライス付きだった。僕は無類の白米好きだが、この料理にはパサっとしたお米がバッチリ合っていて美味しかった。結構ボリュームがあったので満足して、食後のコーヒーを頂いて終了かと思いきや、コーヒーと共に、3種類のケーキ類が一つのプレートに盛られてきた。そう言えば、メニューに、ランチにはCafé gourmand(カフェ・グルマン)付きと書いてあったことを思い出した。これは、コーヒー(エスプレッソのような小さいザイズの濃いコーヒー)に小さいデザートが何品か付いて出てくるものを言うらしい。僕は、この時のデザートのケーキの美味しさにビックリした。正直、普段ケーキをあまり食べないが、この時のケーキはどれも美味しかった。しっかり甘いのに、後に残る嫌な甘さではなく、日本ではなかなか味わえない味だった。このランチメニューは一人辺り15ユーロほどだった(ワインは別計算で)。とても満足できた。さて、お腹も膨れ、お酒も入ってゆっくりしたいところだが、もう一つ大事な用事が残っていた。次回に続く、、。

※このブログの内容は、2019年9月末〜10月上旬のフランス買い付け記録です。

フランスヴィンテージ素材とフランス刺繍の技法を使ったアクセサリーブランド kaori shimomura accessories (カオリシモムラ アクセサリー)。2000年〜パリのフランス刺繍アーティストのアトリエで技法を学び、2016年10月に神戸市中央区北野町にアトリエ・ブティックをオープン。個性とやさしさを持ち合わせた女性をイメージした、繊細だけど存在感のあるアクセサリーをお届けしています。

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