神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第21話】BYスタッフE

前回のタクシー話の続きを、、。と言うのも、フランス人の運転テクニックには本当に驚いたので、今日はどうしてもそれをお話しさせて頂きたい。パリの東側からタクシーに乗った僕たちは、西側にある滞在先に近づいていたことが、僕にも分かった。滞在先まであと少しの所で、凱旋門を通過する。ここでフランスの運転事情の凄さを体験することになった。

運転される方なら分かると思うが、通常、右に曲がるために車線の変更をする場合は、①右に曲がる指示器をだす。②右後方から来る車を、顔を一瞬、右後方に向けて、車が来ていないか確認する。③車線を変更する。2車線や3車線の場合も、この流れを一回一回繰り返すと思う。

では、パリの凱旋門の周りを確認したいと思う。この凱旋門の周りは、実際は車線がないが、記憶では5〜6列前後で車が同じ方向に走行している。つまり6車線ほどを、同じ方向に、円を描くように車が走行している。そしてその円の外側に向かって、道路が放射線状に伸びている。つまり、凱旋門を通過するには、この6車線ほどの円の中に一度入らなくてはならない。そして、前述の車線変更を繰り返しながら、円から出なければならない。しかし、この凱旋門の周りは、物凄く混雑している。クラクションが鳴りっぱなしだ。これは慣れていないと無理だ。フランスで運転するには、度胸と運がいる、、。

さて、僕たちが乗ったタクシーの運転手はというと、強気に円の中心車線まで入って行った。これではなかなか出られないではないか!と思った瞬間、右の指示器を出した。そして次の瞬間、ほぼ直角に円の一番外の車線まで来たではないか!もはや車線変更ではない。本当に冗談抜きで、ほぼ直角に車線変更をしたのだ。これがフランス流の凱旋門の走り方か、、。凱旋門の周辺で、毎日事故が起こらないのが不思議で仕方がない、、。次回に続く、、。

フランスヴィンテージ素材とフランス刺繍の技法を使ったアクセサリーブランド kaori shimomura accessories (カオリシモムラ アクセサリー)。2000年〜パリのフランス刺繍アーティストのアトリエで技法を学び、2016年10月に神戸市中央区北野町にアトリエ・ブティックをオープン。個性とやさしさを持ち合わせた女性をイメージした、繊細だけど存在感のあるアクセサリーをお届けしています。

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