会食も無事に終了後、僕たちは知人女性にパリ市内まで車で送ってもらった。30分ほど車を走らせ、パリの東のNationという駅のタクシー乗り場まで送って下さるらしい。彼女は、エールフランスに勤務している女性だった。日本語を勉強されているようで、僕にも気を使って日本語で話しかけてくれる。「フランスはどうですか?」「私はよく日本に行きます」「私は日本が大好きです」と言っておられた。その度に後部座席に座っている僕のほうを見て、笑顔で話しかけてくれるので、僕は内心ヒヤヒヤしていた。そんな訳で、僕の酔いもさめだしたころ、目的地のタクシー乗り場に到着した。そして、これから深夜のタクシーに乗るのだが、僕個人的には、フランスでは深夜帯のタクシーは避けたほうが良いかなと思う事態が起こるのだった。次回に続く、、。