• 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第70話】BYスタッフE

    さて、約10日間(急遽1日延長して11日間)のフランス滞在も終わり、今日は日本へ立つ為、空港へ移動する。僕にとっての初めてのフランス滞在は、100%相方の仕事の用事で終わった。しかし観光では見ることができない、フランスで生活する人達の日常が垣間見られたと思っている。僕は本当に世界を知らなかった。と同時に日本人の謙虚さは世界で一目置かれることを知った。いつか僕も世界に出て仕事をすることができるなら、謙虚さを忘れてはいけないと思った。さて、空港までの移動だが、僕たちはバスを利用するので、滞在先から徒歩でバス停に向かった。凱旋門の周りをぐるっと歩き、放射線状に伸びている道沿いにあるバス停まで向かった。荷物を預け、バスに乗り込む。この日は乗客も多めだった。相方いわく、前回のフランス滞在では、出発日に空港が大混雑しており、出国ゲートで長蛇の列ができ、大パニックになっていたそうだ。結果、相方は出発時間よりも3時間前に空港についていたが、搭乗時間に間に合わなかった。しかしこの時は相方以外にもこの大混雑に巻き込まれていた乗客が各便沢山いたそうで、搭乗機にもそのことが連絡が入っていた為、搭乗機は出発せずに待ってくれていたそうだ。この時の事を思い出した。朝一で仕事を済ませ、スーツ姿のまま僕は関空まで相方を迎えに行った。予定の到着時刻を一時間過ぎても相方がゲートを出てこないので、本当に心配で仕方がなかった。この時、次回からは絶対に一緒に行くと心に誓ったのだった。そんなことを思い出しながら、バスに乗り込んだ。おしゃべりが好きなフランス人は乗車中ずっと携帯で話していた。今回は運転手じゃなくてよかった、、と思った。幾つかの駅で停まるごとに乗客が増える。次回に続く、、。

    ※このブログの内容は、2019年9月末〜10月上旬のフランス買い付け記録です。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第52話】BYスタッフE

    パリに来て、予定の滞在日数の半分が過ぎた。フランスを訪れてから入手した素材を日本へ送る為、今日は朝から郵便局に向かうことにした。郵便局の所在は事前に調べており、滞在先から徒歩で3分くらいのところにあるはずだった。ところが、この郵便局は閉鎖されていた。いきなりハプニング発生。そこに偶然Chronopost(クロノポスト:フランスのLa Postが運営するフランス国内外への宅配便サービス)の車が止まっていた。運転手のお兄さんに、最寄の郵便局の所在を相方が確認する。ここからまっすぐ行って左に曲がって、またまっすぐ行って、その次の信号を右に、、。親身になって教えてくれた。何度もお礼を言って、直ぐに出発した。途中大通りに出て、この行き方であっているのか不安になったところで、横の方からクラクション音が聞こえる。目をやると、さっきのChronopostのお兄さんが、信号待ちの車の中から、ジェスチャーで郵便局の行き方を示してくれている。次の信号を右だよ!という様に。僕たちはありがとうとお兄さんに手を合わせ、手を振った。フランスでは、街中で困っていると皆さん「どうしたのか」「大丈夫か」と助けてくれる。そして、この後も幾度となく皆さんに助けられるのだが、取り敢えず最寄の郵便局は滞在先から15分くらいの所にあった。この距離が後で大きな誤算となる、、。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第20話】BYスタッフE

    前回のブログでも書いたとおり、フランスの方は結構運転が荒い。それはタクシードライバーだけに限らない。一般の方もだ。電車が遅延しても、レストランで料理が出てくるのが遅くても、彼らは怒らずに、ワインを片手におしゃべりしながら気長に待つ。でも車に乗ると気性が変化する、、。

    さて、僕たちが乗ったタクシーの運転手は、小柄で優しい、”お父ちゃん”のような方だったが、やはり運転開始と同時にスイッチが入る。僕はフランス語は分からないが、雰囲気的に、「どけぇ~!」、「割り込むんじゃね~!」、「こっちが優先だろぉ~!」、みたいな感じの言葉を、身振り手振りのリアクションをしながら発していたように思う。もちろん、相手の運転手も、声こそ聞こえないが、同じように何やら言いながら身振り手振りで応戦している。相方はそんなことはいつものことと言わんばかりに、「ここがレピュブリック広場で、ここがバスチーユ広場よ。」と説明してくれるが、僕にとっては景色を楽しむといった状態ではなかった。後で相方に聞くところによると、放送禁止用語を連発していたようだ。フランス人の名誉のため強調しておきたいのだが、フランス人は、普段は自身の意見をはっきりと主張する反面、僕たちのような外国人や困っている人には、凄く親切で紳士的だ。しかし、車に乗ると人が変わる、、。人情味があるとも言えるのだが、この点は、フランスでタクシーに乗車される方は肝に銘じておかれたら良いと思う。次回に続く、、。