• 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第19話】BYスタッフE

    初日の資材買い付けは終了し、滞在先に帰る方法を考える。メトロに乗るには荷物が重すぎるので、タクシーに乗ることにした。ちょうどパリの東(12区辺り)から西(16区辺り)迄だと、25ユーロ〜30ユーロ(3,000円〜3500円)位だ。重い荷物を持って、地下鉄まで向かい、混雑した電車に乗る事を思えば、タクシーの費用対効果は悪くない。ラッシュ時は特に地下鉄よりもタクシーがオススメだ。しかし、後のブログでも体験談を書こうと思っているが、深夜のタクシーはあまりオススメしない。というのも、ドライバーの雰囲気がガラッと変わるのだ。ともあれ、僕たちが初日に乗ったのは、ちょうど夕方のラッシュ時で、タクシードライバーとしての経験が長そうな人だった。と言うのも、タクシーに乗車前に、目的地までの大体の時間と料金を聞いたのだが、ラッシュ時を考慮しての時間と料金を出してきて、それがほぼピッタリだったのだ。しかし、全てのタクシードライバーに共通しているのは、とにかくスピードを出すことだ。このタクシードライバーも、交通量の多いパリ市内を凄いスピードと運転技術で走行していた、、。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第18話】BYスタッフE

    前回のブログで書いた、相方の知人との再会を果たし、ご自宅とは別の場所にあるアパルトマン(マンション)の地下倉庫に案内された。12区の閑静な住宅街の中にあるアパルトマンの中庭を通り抜け、地下倉庫に向かう。フランスでは居住する部屋以外に、地下倉庫が住人に割り当てられている建物が多いようだ。

    その倉庫には、相方のようにヴィンテージビーズ(古いビーズのストック)を使って刺繍作品を作る人にとってはたまらない、珍しいビーズや材料が保管されていた。相方は今までも、フランスに滞在中は、一日中こういう倉庫の中で過ごすことが多かったようだ。きっと、観光で来られている方達には、フランスに来ているのに、一日中倉庫の中で過ごすなんて考えられないだろう、、。しかし、相方にとっては大切な仕事の一つなのだ。倉庫の中は真っ暗で、倉庫は地下にあるのだが、電気のスイッチは一階にある。そしてこの電気は一度スイッチを押すと1分位で勝手に消える。その為、僕の仕事といえば、一階の電気スイッチ付近にへばりつき、スイッチを押し続ける事だった。これは僕の大切な仕事だった、、。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第13話】BYスタッフE

    本日の目的地はパリの東の方。目的地までは地下鉄に乗る。青から赤に突然変わる信号を渡り、人生初のフランスの地下鉄へ。観光地を通る線では、スリに気をつけるようにとのアナウンスが流れている。やはりそれだけスリ被害が多いということだ。気を引き締めて行こうと思っていた矢先、いきなり無賃乗車に遭遇する。フランスの地下鉄は、各駅ごとに駅員さんがいるわけではない。切符は自販機で購入(クレジットカードも使える)し、日本のように切符を改札に通して電車に乗車するが、僕が目撃した無賃乗車の男性は、切符を買わずに改札口を飛び越えて平然と入っていった。相方を含め、周りにいたフランス人もその光景に動じることはない、、。相方いわく、いつものことだそうだ。実際に、滞在中に何度も目撃する。そして、地下鉄での警察の検閲も何度も遭遇する。フランスの地下鉄は、改札に入るときだけ切符を機械に通し、出るときは切符を通さずに出られるが、こうした不正を防ぐため、警察の検閲があることがあるので、切符は改札を出るまで捨てずに持っておいたほうがよい。しかし、フランスの地下鉄は、僕には無法地帯のように感じた、、。次回に続く、、。