• 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第40話】BYスタッフE

    会食も盛り上がり、時計の針はどんどん0時に近づいていく。もう、このままお泊まりをさせて頂くことも考え出した頃、デザイートがでてきた。チョコレートアイスにイチジクのコンポートが添えてあった。本当に料理の一つ一つに手がかけられおり、見た目も美しい。このイチジクは庭にあるイチジクの木になってたものだよと言われた。なるほど、小ぶりだがしかりした味で、僕は正直、普段そんなにフルーツを食べないが、これは本当に美味しかった。

    腹も膨れたので、招待客の一人が連れてきていた犬と遊ぶことにした。僕の実家にも秋田犬がいて、犬はやっぱり可愛いなと思った。僕の実家の犬は、おやつをあげる時と散歩に出かける時以外は一切無視だ。しかしこの子はとても人懐っこい。フランスは愛犬家が多く、カフェや友人宅に連れて行く人も多い様だ。

    犬と遊んでいると、ご主人に呼び戻される。一緒に飲もうじゃないかと誘って頂いた。ご主人が僕に質問をする。「フランスに来た印象はどうか?」僕はまだフランスに来て3日目だったが、印象をこう答えた。「フランス(パリ)の人達はとても親切で面倒見が良い反面、凄くイライラしている人も多い様に思うが、それは何故なんでしょうか?」すると帰ってきた返事が、「イライラしているのは気候のせいじゃないか?」。「え?気候ですか?」通訳してくれていた相方も聞き返していた。僕はすかさずこう答えた。「それは大いにあるでしょう!」。ともあれ、郷に入りては郷に従えだ。そしてご主人が、皆んなに「ビールにする??ワインにする??」と聞き、巨大な冷蔵庫からビールとワインを取り出してきた、、。振り出しに戻ったのだろうか、、。次回に続く、、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第18話】BYスタッフE

    前回のブログで書いた、相方の知人との再会を果たし、ご自宅とは別の場所にあるアパルトマン(マンション)の地下倉庫に案内された。12区の閑静な住宅街の中にあるアパルトマンの中庭を通り抜け、地下倉庫に向かう。フランスでは居住する部屋以外に、地下倉庫が住人に割り当てられている建物が多いようだ。

    その倉庫には、相方のようにヴィンテージビーズ(古いビーズのストック)を使って刺繍作品を作る人にとってはたまらない、珍しいビーズや材料が保管されていた。相方は今までも、フランスに滞在中は、一日中こういう倉庫の中で過ごすことが多かったようだ。きっと、観光で来られている方達には、フランスに来ているのに、一日中倉庫の中で過ごすなんて考えられないだろう、、。しかし、相方にとっては大切な仕事の一つなのだ。倉庫の中は真っ暗で、倉庫は地下にあるのだが、電気のスイッチは一階にある。そしてこの電気は一度スイッチを押すと1分位で勝手に消える。その為、僕の仕事といえば、一階の電気スイッチ付近にへばりつき、スイッチを押し続ける事だった。これは僕の大切な仕事だった、、。次回に続く、、。

  • information <お知らせ>

    アトリエ・ブティック営業再開のお知らせ

    コロナウィルス感染拡大防止のため、長らく神戸北野のアトリエ・ブティックの営業を見合わせておりましたが、今月から、営業日、時間を変更して営業を再開させて頂くことに致しました。

    当面の間(7月中)は金、土の週2日、11:30〜16:30を営業日、営業時間とさせて頂きます。つきましては、今週は7/3(金)、7/4(土)の2日間、11:30〜16:30を営業日、営業時間とさせて頂きます。

    まだまだコロナウィルス収束の兆しが見えない状況で、私自身、高齢や持病のある家族がおり、このような短縮営業になりご不便をおかけ致します。また、今後ウィルスが再拡大してまいりました場合は、お客様と自身の安全のため、営業を再自粛させて頂くこともございます。ご来店の際は、必ず本ブログ、又はインスタグラムにて、営業状況をご確認ください。また、ご来店の際は、マスクのご着用をお願い致します。

    引き続き、皆様もお気をつけてお過ごし下さい。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第3話】BYスタッフE

    今回は関空でのお話を。関空に行ったのは人生で2-3回程度の僕は、空港の雰囲気に既に海外に行った気分になった。沢山のお土産物屋や飲食店などがあり、1つのアミューズメント施設のようだ。関空からフランスへの便に乗るには早朝に家を出ないといけない。僕は何事も時間に余裕を持って行動したいほうなので、フランスに出発する前日は関空に隣接されたホテルで1泊することにしていた。そのほうが時間や心にもゆとりが出来るし、忘れ物に気づいても買い足すこと出来るからお勧めだ。ホテルの室内に入ると、目の前には滑走路が見え、夜になるとライトアップされて綺麗な夜景が楽しめ、少しセレブになったような気分に浸れる。夜はホテル内のバイキングで食事をした。沢山の豪華な料理が並んでおり、ローストビーフや子羊の煮込みのクスクス添えをチョイスしてワインと愉しんでいる相方をよそに、僕がチョイスしたのは【カレー】【お寿司】【(このタイミングでの)アイスクリーム】【(相方に頼むから一皿は食べてくれと頼まれたローストビーフ】【(二度目の)カレー】【味噌汁と漬物】【ガトーショコラ×5個】【(二度目の)アイスクリーム】、こんな食べ方をする僕に相方はあきれ気味。男は腹が膨れたらそれで満足なのだ。そして人気も少なくなった夜の関空を少し散歩して、明日のフライトのために眠りにつく、、はずが緊張であまり眠れず朝を迎えることになる。次回に続く、、。