神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第40話】BYスタッフE

会食も盛り上がり、時計の針はどんどん0時に近づいていく。もう、このままお泊まりをさせて頂くことも考え出した頃、デザイートがでてきた。チョコレートアイスにイチジクのコンポートが添えてあった。本当に料理の一つ一つに手がかけられおり、見た目も美しい。このイチジクは庭にあるイチジクの木になってたものだよと言われた。なるほど、小ぶりだがしかりした味で、僕は正直、普段そんなにフルーツを食べないが、これは本当に美味しかった。

腹も膨れたので、招待客の一人が連れてきていた犬と遊ぶことにした。僕の実家にも秋田犬がいて、犬はやっぱり可愛いなと思った。僕の実家の犬は、おやつをあげる時と散歩に出かける時以外は一切無視だ。しかしこの子はとても人懐っこい。フランスは愛犬家が多く、カフェや友人宅に連れて行く人も多い様だ。

犬と遊んでいると、ご主人に呼び戻される。一緒に飲もうじゃないかと誘って頂いた。ご主人が僕に質問をする。「フランスに来た印象はどうか?」僕はまだフランスに来て3日目だったが、印象をこう答えた。「フランス(パリ)の人達はとても親切で面倒見が良い反面、凄くイライラしている人も多い様に思うが、それは何故なんでしょうか?」すると帰ってきた返事が、「イライラしているのは気候のせいじゃないか?」。「え?気候ですか?」通訳してくれていた相方も聞き返していた。僕はすかさずこう答えた。「それは大いにあるでしょう!」。ともあれ、郷に入りては郷に従えだ。そしてご主人が、皆んなに「ビールにする??ワインにする??」と聞き、巨大な冷蔵庫からビールとワインを取り出してきた、、。振り出しに戻ったのだろうか、、。次回に続く、、、。

フランスヴィンテージ素材とフランス刺繍の技法を使ったアクセサリーブランド kaori shimomura accessories (カオリシモムラ アクセサリー)。2000年〜パリのフランス刺繍アーティストのアトリエで技法を学び、2016年10月に神戸市中央区北野町にアトリエ・ブティックをオープン。個性とやさしさを持ち合わせた女性をイメージした、繊細だけど存在感のあるアクセサリーをお届けしています。

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