神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第63話】BYスタッフE

1日滞在日数を延長した僕たちは、翌朝滞在先を移動しなければならなかった。今まで滞在していたアパルトマンは、既に僕たちが予約していた最終日の翌日には新しい滞在者が来るとのことだったので、こちらは延長出来なかったのだ。相方が事前に、ネットで近辺のホテルを探し予約をした。僕たちが滞在していたエリアは空港までのバス乗り場が近く、翌日の移動を考えると、このエリアから離れたくなかったのだ。とはいえ、凱旋門付近は高級ホテルが多い。一泊の宿泊代もとても高価だ。日中はほとんど外出し、ホテルで過ごさない僕たちは、大通りから細い路地に入ったこじんまりとしたホテル(Hôtel du Bois)を見つけた。こじんまりしたと言っても、やはりパリ8区に位置する3つ星ホテルだ。品があって、内装もセンスが良かった。部屋はそんなに広くはなかったが、大きなふわふわのベッドに、大きなバスルーム(今までのアパルトマンはバスルームが小さく不便だった)が付いていた。パリの地形は不思議だが、いつどこで坂になっていたのだろうか、、どうしてここに階段が?と思う様な事がある。このホテルも、凱旋門から放射線状に伸びているロリンストン通りを入ったところに位置していたが、ホテルの前を通過してヴィクトルユゴー大通りに出ようとすると、ホテルの前の階段を下る地形になっていた。そんな裏路地が素敵だと相方は言う。パリに一週間以上滞在するなら自分たちで調理ができるキッチン付きのアパルトマンを借りるのはとても便利で良いが、ホテルに数泊するのも良いものだと思った。

僕たちはチェックインを済ませ、部屋に荷物を置いて即座に出発した。いつものように凱旋門の横を通り、地下鉄の入り口へ向かった。改札口を飛び越える無賃乗車の若者を見てももう僕は驚かなかった。今日はまず1番線に乗る。今まで乗車したメトロの線の中で一番綺麗だった。スリが多いから注意したほうが良いと相方に言われたが、明らかに今まで乗車した線のほうが薄暗く、スリにあってもおかしくなさそうだった、、。が、気を抜かずにあと1日過ごそうと思った。次回に続く、、。

※このブログの内容は、2019年9月末〜10月上旬のフランス買い付け記録です。

フランスヴィンテージ素材とフランス刺繍の技法を使ったアクセサリーブランド kaori shimomura accessories (カオリシモムラ アクセサリー)。2000年〜パリのフランス刺繍アーティストのアトリエで技法を学び、2016年10月に神戸市中央区北野町にアトリエ・ブティックをオープン。個性とやさしさを持ち合わせた女性をイメージした、繊細だけど存在感のあるアクセサリーをお届けしています。

〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町4-8-3 ジャスナム・アヴェニュー102
12:00-18:00(日・月定休)
tel. 078-241-2207
info@kaorishimomura.com