• 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第39話】BYスタッフE

    フランスで友人宅に招待された夜、普段の僕にとっては寝る時間に差し迫ったタイミングで会食が開始された。しかし、僕はご主人の隣に席を設けて頂いたので、眠いだのと言ってはいられない。ご招待して下さったご夫婦は、ご主人がドイツで奥さんがフランスの方だったので、その夜の会はフランス人、ドイツ人、そして僕達日本人の3国間パーティーになった。ご主人のご職業が僕と同じ分野だったのでとても親近感が湧いた。すごく分析的な能力を要する為、おそらく普段はピシッとされているであろうことが分かったが、この夜は、ご主人も早くからビールやワインを呑まれていたので、すごく陽気だった。

    乾杯から始まり、最初は暖かいトマトのスープが出てきた。この日はご主人が主に料理を担当されていた様で、料理の作り方や説明をされていた。次に魚料理だ。タラの様な魚を野菜と一緒に煮てあって、とても美味しかった。ここで、大きなボウルに米の様なものが出てきた。自由に取り分けてくれということらしい。よく見ると米ではない。キヌアという穀物らしい。とても健康的で、暖かい料理を頂いて、ワインも進み、皆のボルテージはマックスだ。しかし、皆んなお喋りが大好きだ。あちらこちらで、其々の話題について思いのままに意見を述べ合っている。言葉が分からない僕は、ワインを注ぐことに徹していた。

    そんな僕を気遣って、「ほら、皆、もっとゆっくりと話さないと、彼(僕)が聞き取れないじゃない!」とあるご婦人が何度も皆んなに促してくれるが、相方が「もともとフランス語がわからないから、ゆっくり話しても聞き取れないから大丈夫よ」と、、。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第30話】BYスタッフE

    前回に続き、フランスの喫煙事情を。フランス人は、女性も含めて愛煙家が多い。そして、見知らぬ人からタバコを施がられるのには驚いた。カフェや、路上でタバコを吸っていると、見知らぬフランス人が一本くれないかと身振りで言ってくる。僕が日本人だからではなく、フランス人同士でもよくある様だ。日本ではまず考えられない。タバコを分けて欲しい理由もまた面白い。ある若者は、「僕はずっと禁煙してるんだけど、どうしても吸いたくなってしまったんだ。禁煙してるからタバコを持っていない。もし良かったら一本だけ分けてくれないか?」と。

    最初のほうのブログでも書いたが、バス停で荷物の積み下ろしの仕事中もタバコを吸いながら仕事をしていました。すなわち、喫煙に対してオープンな国柄だと思われる。今でこそ、日本では分煙や喫煙可能な場所が限定されているが、一昔前のお父さんや、大人の男の人はタバコを吸っているイメージがあった。小学校の時のお父さんの似顔絵には必ずタバコを加えているお父さんの絵が何枚もあったな、、と昔を思い出した。次回に続く、、。