• 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第33話】BYスタッフE

    カフェで待ち合わせまでの時間を過ごしていると、雨が上がった空に虹がかかった。9月末のフランスは、日が暮れるのが遅い。夕方6時くらいでも日差しが強い。夏は夜の10時くらいでもまだ薄暗いそうだ。さて、紅茶とコーラで長居してしまったカフェの店員さんにお会計をしてお礼を言って、待ち合わせをしている駅前に戻っていった。夕方が近づくにつれ、人通りの少なかった駅前のロータリーに到着するバスの本数が増えてきました。職場から駅に向かって乗ってくる人、駅から自宅に向かってバスに乗る人、バス乗り場にはバスを待つ人の列ができていた。

    駅のロータリーでキョロキョロしながら待っていると、前方からニコニコと笑いながら、歩み寄ってくる女性がいた。どうやら、この女性が約束していた方のようだ。僕たちは挨拶をした。実は、相方も(もちろん僕も)お会いするのが初めてだった。相方が20年来仕事を通して付き合いのあった、デザイナーのご友人だ。僕たちがフランスに来ることを別の方から聞いて、招待して下さったのだ。

    車を走らせて10分程でご自宅に着いた。車のドアを開けてた瞬間、目の前に広がった風景は、印象派絵画の様な、水彩画の様な、綺麗な景色だった。日本にも沢山綺麗な場所があるけれど、僕のイメージでは、日本は神秘的なはっきりとした色調の綺麗さ、フランスで見た景色は水彩画のような淡い色調の綺麗さだった。僕はどこに行っても写真を撮らないほうなので、相方の写真を拝借して載せます。次回に続く、、。

  • 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第31話】BYスタッフE

    さていよいよ、今日の一大アポイントである相方の知人宅に向かう為、地下鉄→RERに乗りパリ郊外の街へ。RERはパリと郊外を結ぶ電車で、A〜E迄の5路線ある。例えば、シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内へはB線が通っている。僕たちが乗車したのはパリの東西にのびているA線で、パリの東の街へ向かった。RERは地下鉄とは違って路上を走るので、当然景色が見渡せる。パリ市内とは違って、一軒家が立ち並ぶ落ち着いた雰囲気の街並みが車窓から見える。車内も2階建てになっており、きっと子供ならワクワクして車内を散策するだろう。地下鉄よりも混雑しておらず、数十分でパリ郊外に行けるので、パリ郊外の街を訪れるのもお勧めだ。パリ郊外から通勤や通学している人も多いようだ。僕はどちらかと言えば、パリ市内のごちゃごちゃとした雰囲気(まだ問屋街しか訪れていないが、、)よりも、少し郊外に出た雰囲気の方が好きだな、、と思っているうちに下車駅についてしまった。そして、その事を確信する景色を目の当たりにするのだった。次回に続く、、。