• 神戸北野【神戸異人館通り】から素材を求めてフランスへ【第67話】BYスタッフE

    パリ滞在最終日もよく動いた。ホテルの最寄駅に着くとホッとする。ホテルに夕食は付いていないので、僕たちは荷物を置いて、近くのレストランを探した。数日前まで滞在していたアパルトマンの前を通った時、窓を見上げると明かりがついていた。もう既に他の滞在者が居ることがわかった。あの小さなキッチンが付いた部屋で、スーパーの食材を買ってきて自由気ままに食べて呑んでいた頃が恋しくなった。しかし、明日はもう空港に向けて出発しないといけない。アパルトマンを通り過ぎて少し歩いた所にあるブラッスリー(日本で言う居酒屋のようなところらしい)に入った。既に数人のお客さん達がワインを呑みながら食事をしていた。僕たちは奥の席に通された。ファミレスの様な長椅子に滑り込む様に座るのと同時に、この店を仕切っているらしいムッシューがメニュー表を持ってきた。僕はメニューが全くわからないので、相方に全てお任せした。相方は糖質制限をしていた僕に気を遣ってくれたのか、前菜には生ハムや肉のパテ、サラダなどが盛り付けられたプレートを、メインには牛ステーキを頼んでくれた。こちらのステーキの牛肉は赤身肉だ。肉は柔らかく、甘酸っぱいソースがかかっていて美味しかった。1日の疲れが吹っ飛んだ。その後赤ワインをカラフェで2回お代わりして、パリ最後の食事は終了。12時間後には空港に向かうバスの中だ。ほろ酔いでホテルに戻った。次回に続く、、。

    ※このブログの内容は、2019年9月末〜10月上旬のフランス買い付け記録です。